●七夕とは?●
七夕(たなばた)とは、「天の川によって離れ離れになっている彦星(ひこぼし)と織姫(おりひめ)が、年に1度、七夕の夜にだけ会うことができる」という中国の伝説にちなんだ年中行事のことをいいます。伝説では、2人は天の川を隔てて離ればなれに暮らしているとされており、彦星はわし座のアルタイル、織姫はこと座のベガに喩えられています。主に7月7日におこなわれており、この日は願いごとを書いた短冊を笹に飾って、祈願が成就することを祈ります。●なぜ7月7日なの?●
「なぜ七夕が7月7日におこなわれるのか」ということは、実はよくわかっていません。七夕の伝説が誕生した中国でも、具体的な記述は残っておらず、真相は謎のままなのです。しかし、いくつかの説は存在しており、たとえば中国で伝わる一説では、彦星と織姫を引き離した天帝の言葉を2人が聞き間違え、「年に1度、7月7日だけ会ってもいいのだ」と勘違いしたことからはじまった、というものがあります。また、中国の道教では奇数が重なる日は、特に良い日とされており、何らかの行事を当てています。これらの要素が重なり、七夕は7月7日におこなわれるようになったのではないかといわれています。●七夕の伝説とは?●
「彦星と織姫」が登場する七夕の伝説は、紀元前の中国で誕生し、長い時間をかけて完成しました。ですから、七夕の伝説は、時代や地域によって多少の違いが存在します。ここでは今日語り継がれている、最も代表的なものをご紹介します。